ブリッジマンの技術
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万人と疎通するためのフレームワークの捉え方
フレームワークを的確に捉える、相手と自分を、"知る"こと。 フレームワークに対して適切に対処できるように自分を、"変える"こと。
著者は火山学者だが、自分の専門を多くの人に興味をもって聞いてもらい、分かりやすく伝えるために工夫を重ねてきたらしい。その中で積み上げてきた「万人と疎通するための考え方」について、よく書かれている本。 対人関係のフレームワークってなんぞや?という基本から始まり、著者の経験則を踏まえたメソッド本のような感じである。結構ドロくさいメソッド(虎の威は借りとけ、とか)が多く、「頭のいい人のしゃべり方」みたいな強迫観念ラベリング系の啓発書より、よっぽど現実的。 単なる対人スキルの啓発本として捉えるよりも、ユニバーサルデザインの実践に役立つ考え方の本として見るほうが良書かもしれない。いろいろな人の立ち振る舞いや可能な見方を理解できることは、ユーザビリティの実践に役立つ考え方だと思う。