2016年の屋久島3日目 - 島内ドライブ
Posted: Updated:
島内をぐるり一周
前日の疲れが少々残るなか、早朝から起き出して活動する両親。さすがアラウンド60...。
半ば叩き起こされた恰好になりつつ、自分も早朝から川などをパトロール。この日も曇りでしたが、朝は一瞬、ウッドデッキから山のほうの晴れ間が見えました。
前日は代わりのお弁当だったので食べ損ねていた宿の朝食。ふつうにおいしい。
食材としてニガウリがたびたび登場するのは、やはり以南の島々の影響なのでしょうか。魚はサンマです。酢味噌のかかったトコロテンとか、うまいうまい。
出発
昨日はまったく活躍しなかったレンタカーで島内一周に出かけます。
八万寿茶園
最初の目的地は茶園の抹茶ソフトクリーム&お茶っ葉。
ソフトクリームを舐めつつ、新茶のティーパックを購入しました。サービスで出されたグリーンティーにもホイホイひっかりお買い上げ。
ポストカードや鹿肉ジャーキーなど、わりと節操なく土産物が置いてある印象でした。
武田産業(おみやげ)
武田産業で会社用の土産もの(量の入った雑なお菓子)と、自分用の酒瓶を購入。店内には大量の木彫りがありますが、どれも中々すばらしいお値段のモノばかりで、他の観光客も含めてだいたいお菓子とか雑貨的な土産物コーナーに集中していました。
トローキの滝
どこが遊歩道じゃ!という気持ちが溢れ出す道を下ると、海と滝がいっぺんに楽しめる素敵な眺望に出会えます。千尋の滝は、展望代から滝までの距離が結構あって迫力に欠ける覚えでしたが、こっちのトローキの滝は中々の見応え。ただし、雨とかで水量が増えてないと物足りないとかかんとか。
昼食のパンを確保
調べてくれた妻いわく、ランチできる店に火曜定休が多いのとパンが食べたかったとのことで、現地のパン屋を2軒ハシゴして昼飯がてらを事前に購入。パンドシュクレではカレーパンを、ヒロベーカリーでは総菜パンと米粉パンをゲットしました。
魔境フルーツガーデン
ここが予想外に面白かったフルーツガーデン。てっきり熱帯テイストな果樹園とか東谷山フルーツパークのような施設を想像していましたが、ただのジャングルでした。
入場料を払うと、ガイドさんがジャングルを案内してくれて、最後にフルーツの試食もさせてくれます。
ただのジャングルです。熱帯性の植物を次々と紹介してくれますが、いかんせん種類が多くてぜんぜん頭に入らないので諦めてただのジャングルとして受け入れることにしました。
ジャングルの中は非常に蚊が多く、虫除けスプレーなしの丸腰で突っ込むと私のように両足あわせて6箇所くらい刺されることになります。あまりヤル気がないのか、そこまで痒みが長引かない軟弱な蚊なのが救いです。
これは池と草です。育つとチンゲンサイとかレタスみたいに葉が大きくなります。
こう言ってはなんですが、非常にB級スポット感の強い施設で超オススメです。フルーツ的にはちょうどレパートリの少ない季節だったようなので、もっと良い季節を狙ったほうがよさげ。
最後に果実庵でフルーツを試食させてもらえます。皿の上に並んでいるのは、パッションフルーツ、たんかん、パパイヤ、パイナップル、謎の黒い果実(として受け入れた、名前忘れた)です。
大川の滝
オオカワではなくオオコと読みますが、何にせよ滝です。到着直後は少々つよめの雨が降っていたので、車の中で雨脚が弱まるのを待ちながら、さきほど購入したパンで昼食タイム。妻が食べていたガーリックトーストの臭気が密室にキマっていました。
滝壺のすぐ近くの岩場まで辿りつけるので、かなり間近で見られる滝です。岩場を移動する際は、足がよく滑るし、鋭利な岩も含まれるので自己責任でどうぞ系。若者に引率された若者の集団がゾロゾロと現れて登っていましたが、数名がツルツルしてました。
集団が去ったあとに自分も岩場を登って遊びました。裸足のほうが滑る場所の感覚がすぐ分かるので靴を脱いでトライ。変なものを踏まない限りは裸足最強。
下の写真でもよくよく見ると左下に写った大岩に人類がたたずんでいます。
西部林道
大川の滝をあとにしたら、西部林道に突入します。道幅が狭く、通行時間の規制(17時で終了なので、目安16時くらいには差し掛からないと突破しきれない)もあるハードなコース。その代わりと言ってはなんですが、ヤクシカやヤクザルを間近に拝めるスポットでもあります。餌はやらないようにしましょう。
この調子でヤクシカもヤクザルもそこらじゅうを歩いていて、見つける度に写真を撮っていると時間が足りなくなりそうな感じです。交通量はぜんぜん多くないので、観光客が車を止めて撮影するくらいの余裕はあります。
動物の写真や動画を撮りながら西部林道を小一時間かけてゆっくりと抜けると、一瞬の晴れ間がみえました。
横河渓谷
林道を抜けたあとは、永田と呼ばれるエリアのちょっと奥にある渓谷に向かいます。オウガとかヨコガではなく、ヨッゴと読みます。エメラルドグリーンの水やら、妙に澄んだ藻などが観測できます。例によって自己責任で岩場を移動できるステージです。
地元では祭りで使う神聖な場所という扱いらしく、なかなかどうして入り口から渓谷までの道中もなかなかの雰囲気がありました。というか足場が悪いのでヒールとかで入ると辛いやつです。
いなか浜
ウミガメが産卵に訪れるので、夜は見学会の会場にもなっている永田いなか浜へ。前回きたときは縄文杉から帰ってきたその日の夜に、ウミガメの見学にでかけて当時のボスの娘さんたちと砂浜ダッシュをキメた覚えがあります。しんどい。
変な漂着物もなく、非常に澄んだ海です。さすがにまだ寒そうな海温でしたが、もう少し暖かくなったら日中は海水浴でも賑わうのでしょう。まあ、泳げないのでアレですが。
帰着
だいたいの名所を楽しんだところで、宿に帰り着いて島内一周が終了。
宮之浦川
帰り着いたのは 18 時くらいで、川におりてみたら奥から霧が沸いていたり、曇った夕日が川面に反射していたりとなかなか幻想的な光景に出会えました。
バーベキュー
最後の夜はロッジの中にある会場でバーベキュー。肉類のほかにシーフードもでました。肉としてはきっと普通なんですが、なんとなくアウトドア感があって美味しかった。なぜキャベツがあんな山盛りだったのか...という謎が残ります。
五右衛門風呂
このあとは途中で買い込んだアルコールをちびちび飲んだり、五右衛門風呂に入ったりして夜を過ごしました。
五右衛門風呂は、空いてたら勝手に使える貸し切り風呂。一応ボイラー設備でお湯が蛇口から出るスタイルなんですが、出力が非常に不安定なので2釜分の湯を育てるのが非常に大変でした。なんかおもしろかったけど。
他にも日替わりで男湯と女湯が入れ替わる、杉見風呂と川見風呂があり、いずれも風情があるので2泊以上して堪能するのがオススメです。