秘湯っぽい宝川温泉 汪泉閣の混浴と熊汁
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混浴の秘湯
群馬県にある 宝川温泉 汪泉閣 に行って参りました。5月のゴールデンウィーク中のことです。
3つの大きい混浴 + α
この宿は、渓流沿いにある3つの大きい混浴露天風呂が特徴です。混浴とは別に、同じく渓流沿いで十分な広さの女性用露天風呂も備えています。総じて、とにかく広いです。日中は日帰り入浴も受け付けているので、宿泊するのであれば夕方以降のほうがゆっくりできます。
すっっっごく写真を撮りたい風景でしたが、風呂だしそもそも混浴だしで撮る余地皆無。公式へのリンクを貼ってあるので、そちらで雰囲気を掴んでください。
摩訶の湯
宝川温泉で一番有名な、広さ120畳の露天風呂。数多くの雑誌やテレビ番組、ポスター等で使われております。昭和15年に完成し、各地の露天風呂の見本となりました。四季を通してさまざまな表情を見ることができ、特に秋の紅葉は、周りに植えられたもみじが目を疑うばかりの赤に染まり、見る人を驚かせます。 【公式サイト】宝川温泉 汪泉閣 /群馬県 水上温泉郷【摩訶の湯】
ほどよい温度で1番入りやすい雰囲気だったかもしれません。川沿いの岩場に腰をかければ水の流れる音(わりと激しい)が聞こえ、奥に入れば山の雰囲気を感じられます。日中は人通りが少なくないところに面しているので、川沿いのほうが気兼ねないかも。
般若の湯
摩訶の湯の脱衣場を挟んで川下に位置し、大きさは摩訶の湯の半分ほどのこじんまりした露天風呂です。湯船の半分が浅くなっているので、お子様も安心してお入りいただけます。また湯船の周りは、ぐるりと歩けるようになっております。 【公式サイト】宝川温泉 汪泉閣 /群馬県 水上温泉郷【般若の湯】
ぬるめで浅い感じ。摩訶の湯と子宝の湯をハシゴするときのインターバルに使っていました。浅いので、岩を枕に横たわると、心地よい寝湯としても使えました。
子宝の湯
子宝の湯は般若の湯の川向にあり、湯船の上屋に武尊(ほたか)神社が祀られています。 330平方メートル、約畳200畳分の大きさを誇ります。 【公式サイト】宝川温泉 汪泉閣 /群馬県 水上温泉郷【子宝の湯】
1番広くて1番熱いお湯でした。特に写真の奥に見える建物の真下あたりは、かなーり熱い湯が好きで無いと留まるのがキツイ湯温。反面、そこから遠ざかるとどんどんぬるくなっていくので、長湯したい人はうまく位置を調整すると良いです。摩訶の湯と同じく、川に面した野趣溢れる露天風呂です。
いくばくかの写真による回想
今回の旅ではあまり写真を撮っていなかったらしく、なんとなーく雰囲気があるような写真を数点だけ。ちょっと天気が悪かったので暗めですが、温泉と川を眺めてる限りは曇りでもぜんぜん良かったです。
食事とヒグマ
品数はいろいろあったのですが、正面から撮っていたのはこの宿の名物らしい熊汁だけでした。この宿は敷地内に熊小屋があって3頭の熊を飼っているのですが、さすがに飼ってる熊を〆てるわけではなくて、北海道のヒグマを取り寄せて食材にしてるそうです(仲居さん談)
混浴について
写真があるはずもなく文章で説明するしかないのですが本当にガチで混浴です。
前述の摩訶の湯と般若の湯は同じ岸にあるのですが、子宝の湯は吊り橋を挟んで川の向こう側にあります。よって、混浴ルール適用下のまま素っ裸でウロつくエリアは非常に広く、おっさんはプラプラさせてます。(((´-`)))
女性からするとオッサンを筆頭に男性陣のポロリが気にならない/我慢できるのであれば問題なさそうです。宿泊の女性客には湯浴み着が支給されるので、さらに難易度が下がってるっぽいです。
で、思ったよりハードル高いのは男性で、女性はガードが堅いのでウッカリ失敬することは無くて済むのですが、自分のガードが甘いことに絶望を覚えるようになります。手ぬぐい一枚では、お尻と股間を同時にちゃんと隠すことは困難です。自らのセンスと公衆衛生意識に応じて準備をすることが望ましいでしょう。
あとは思ったより子連れの夫婦が多いのを見るに、家族風呂じゃないけど家族全員で入って子どもの面倒も見れるのは副次的に良いことかもしれませんね。
ジャパニーズ温泉エンタテイメント
東京から行くと3時間くらいかかる関東圏としてはそこそこの奥地でしたがその分、風情が溢れる抜群の温泉地でした。混浴という特殊条件はありますが、それも体験のひとつと楽しめるならオススメです。
建物が比較的古いのですが、よくメンテナンスされている印象で小綺麗です。大正〜昭和くらいの風情を感じられて、むしろ趣深く感じられることでしょう。
そんなロケーションも手伝ってか、外国のお客さんも多かったです。これを日本における温泉のスタンダードだと思われると誤解が大きそうな気もしますが、和風っぽい・老舗っぽい・山中の自然っぽい、という3点セットはウケがよろしいのではないでしょうか。