かくも禁煙は困難か
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私も喫煙者でしたが、今年の1月頭から禁煙に努めています。そんな感じの経験談を含めたおはなし。
禁煙が困難になる要因
- 身体的依存(ニコチン中毒)
- 心理的依存(喫煙の習慣性)
というのが、禁煙サイトの多くで取り扱われているトピックです。
身体的依存はどうしようもありません。精神力で耐えきりましょう。失敗してもすぐに、”禁煙を”やり直せる程度の気楽さで。 もしくは、喫煙する気が起きないほどの体調不良時はねらい目です。バッチリ昏睡していれば、正気に戻った頃にはニコチンが抜けています。
心理的依存については、私の見解だと、禁煙の場合は厳密に言えば、古い習慣を断ち切るのに加えて、新しい習慣を身につける必要があると思っています。
新しい習慣ってナニ?って感じですよね。たとえば、貧乏ゆすりとかのクセは必要があってやるものではなく、 それが無くなっても他の行動に何ら影響を与えません。
しかし喫煙の場合はクセもので、
- 寝起きの一服
- 食後の一服
- 宴席での一服
- 休憩時間の一服
- スランプ時の一服
- むしゃくしゃしてやっちゃう一服
- ピロートーク代わりの一服
と、他の行動に密接に関わり、組み込まれています。喫煙はタバコ単品だけでなく、他の行動と関連付けされた強固な習慣です。
喫煙者は、日常生活の中の行動のほとんどで、タバコを必要としているのです。
だから、吸わないだけでなく、"吸わなくても生活できる自分”を習慣にするのです。
タバコを主体に考えると、ソレを吸わない、火を付けないだけですが、他の行動を主体に考えると、タバコなしで生活するという現実と向き合わなければなりません。
禁煙を"ただ吸わないこと"とだけ解釈して勧めていると、いつか、仕事や人間関係でストレスが溜まったときに、 間違った認識のまま、タバコが必要だと勘違いして手を伸ばしてしまいます。
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タバコの害
健康(≒欠陥が判明してない)なうちに、肺ガンや代謝など健康への悪影響を考えても無駄です。ほとんどの人は、現実問題として捉えることができません。タバコというツールが自分にとって必要で吸ってるんだから、リスクだって折り込み済みです。
吸い過ぎでオエッてなったことがある人は、ソレに¥320払ってる自分に絶望するようにしたり、モテない人は、全部タバコのせいにしてみたり、 お金が無い人は、10年禁煙したら幾らのお金が浮くか考えてみたりしましょう。
禁煙は目的でなく手段です。禁煙の目的は暗示のごとく自分の中で強化してください。いくら他人に言われても、自分の中で禁煙の必要性がない人は、禁煙できないと思います。
ともかく、タバコの必要性をよく考えましょう。必要か、不要かは自分で判断するべきです。 必要なら吸えばいいですし、不要なら吸わない習慣をつくりましょう。
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余談 ぼくは今月のはじめ、数日間喫煙者に戻ってました★ :-D 我に返ってすぐやめましたが。あっさり禁煙に戻っています。uum...
ぼくにはまだタバコが必要なのかも?