Inside Frontend #2 前夜

Inside Frontend #2 が明日開催されます

いよいよ明日、2回目となる Inside Frontend が開催されます。本当は1回目終わってから各方面への御礼を申し上げるつもりだったのですが、それが果たされなかった代わりになんとなく今書いています。

なんというか、募集開始時点くらいで書けたら1番良かった気がしますが、後手に回って今更なこと書いています。

セミナーのゲスト枠を CFP にしました

前年は共催各社の枠と、各界エキスパートのゲスト枠でしたが、今回はゲストを CFP (有志による公募プレゼンテーション) にしました。

1回目のゲスト各位も、確信を持って素晴らしい発表をしてくださると期待できる方々にお声を掛けさせていただきました。それを CFP にすることでより広い範囲から、より泥臭い身の入ったお話が聞けると思ってのことです。

予想に反して多くのご応募いただき、本当にありがとうございました。1日だけの2トラック形式ということで、採択できる数にも限りはあったのですが、いずれも興味深いセッションが集まったと思います。

特に、前回はヤスヒサさんの AMA などもあったものの全体的には手薄だったインターフェースデザインやユーザー体験といったいわゆる"デザイン"との境界面に関するセミナーや AMA が増やせたのが良かったです。いかんせん、どうにも Web フロントエンドの主役が JavaScript になって久しい昨今、バランスを取り戻さねばならないという個人的見解を含みます。

次があれば共催枠と指名ゲスト枠とCFP枠の再配分と、全体の枠数を増やすことも考える気持ちはあります。少なくとも気持ちは。

AMA ( Ask Me Anything ) 今回もやります

好評だった Ask Me Anything は今回もやります。どうしても単方向のコミニュケーションになりがちな講演が、AMA とあわさるこもで双方向の濃いコミニュケーションを生み出されるのは登壇者の方にも非常に貴重な経験になります。

しょーじき、日本人は私含めてシャイなので今回も盛況に終わるかはハラハラしていますが、質問、議論、対話に参加すれば絶対楽しいはずなのでみなさん積極的にご参加ください。去年は当日の質問のほうが事前の質問よりずっと多かったようです。

最初は自分がいないところで面白い話がされるのを聴き逃すまい、でもいいんですよ。でも少しでもウズっとしたら、手を挙げて参加してみてください!

insideFE の成り立ち

こっからは懐古というか何というかです。

最新技術やライブラリの紹介やエモい設計論に食中り気味だった折に「実践したらこうだった!」「やったけどダメだった...」みたいな現場の泥臭い話をもっと聞いてみたくなったのがひとつ。

有志やボランティアとかではなく企業主体で、何らかの営利に基づいてイベントを運営し、その結果でコミュニティや個人、登壇者に場や情報を還元するというスキームを自分たちでやってみたかったのがひとつ。

そのような動機で、当時いわゆる Web フロントエンド専門の勉強会を会社として定期的に開催されていた、ヤフー株式会社の @basara669 さんと日本経済新聞社の @cssradar さんにお声がけをしました。雑に言うと「いっちょやったりましょうよ!」っていう提案を持ちかけたのが 2016 年の夏前だったと思います。

そこからは私たち3人を中心に相談を進めて、ゲスト登壇者や各社スタッフのご協力のもと去年の第1回目の開催に至ることができました。イベント名や VI を定め、AMA の原案をくださったのは cssradar さんですし、イベントのホスピタリティを支えて AMA を活発化してくださっているのは basara669 さんです。あと hiloki さんも Web サイトの制作などで巻き込まれてくれてありがとうございます。言わずもがなスタッフのみなさんも!!

そして1回目の開催と共に AMA のような試みを含むいまの形が出来上がりました。

Web フロントエンドなイベントを開催することへの個人的な思い

成り立ちで挙げた動機以外にもやはり Web フロントエンドエンジニアと呼ばれる職種のゆるく大きい集まりを作りたかったというのも大きいです。

例えば大きいフロントエンド系と目されるイベントとしては、HTML5 Conference などもあるのですが広義の HTML5 は Web フロントエンドというよりも純粋に Web 技術です。

近年では、Web フロントエンド自体も JavaScript 使い、Node.js エンジニア、HTML/CSS マイスター、いわゆる Web デザイナー etc...ロールモデルの細分化と複雑化がすすんでいます。そんな中で自分たちの立ち位置、冒頭と矛盾もありますが必ずしも Web フロントエンドである必要はなく、そのようなものを見直す機会になれば良いなと願っています。

Web フロントエンドという呼称でいま辛うじてゆるく繋がっている界隈がいつまでもそのままなことはありません。時がこれば Web フロントエンドという名乗りも廃れるでしょう。そこに至るまでの道のりとして今の Web フロントエンドについてとことんやり合える場にしたいと考えます。

前回のこと

というわけですが、1回目は想像以上に成功したと思っています。特に AMA がこう言ってはなんですが予想に反して大盛況で、この賑わいに再現性はあるのだろうか...と、早速次のことに思いを馳せて悩ましい気持ちになったことを覚えています。

前年は休憩時間の設定が非常にタイトで、セミナーと AMA を延々と往復するタフなイベントでした。今回はその点、前後の休憩時間を10分設けているので多少はラクになった、はず。ぜひ前年と同様かそれ以上に闊達なコミニュケーションが交わされることを期待しています。

よろしくお願いします

ということで、開催前日の居酒屋で iPhone から入力してお送りしました。レモンサワ〜〜〜。


Author

ahomuAyumu Sato

KINTOテクノロジーズ株式会社

鳥類@名古屋

Web 技術、組織開発、趣味など雑多なブログ。技術の話題は zenn にも分散して投稿しています。

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